お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書) の感想
参照データ
タイトル | お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮本 弘之 |
販売元 | メディアファクトリー |
JANコード | 9784840135368 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経営学・キャリア・MBA |
購入者の感想
内容は濃くもなく薄くもなくといった感じでした。しかし、金融資産が1億円位だと実質老後は豊かな生活が送れない、本当にお金が減らずに豊かな生活が送れるのは金融資産5億円以上保有している層であるといった、リアルで非常に厳しい現実が赤裸々に書かれている所は好感が持てた。
実質的な流動性の高い資産を持っている人は実は少なく、非上場のオーナー企業の株式等の資産が全資産の中でも高比率だという所、それゆえに、お金持ちには金持ち特有の問題が顕在していることも理解できました。
そして最後に、「どのような社会制度の下でも国民を豊かにし経済を発展させるためにもお金持ちは必要である」、「お金持ちを社会に孤立させるべきでなく、社会の中で上手に生かす視点が重要で、そのために活きたお金を社会の必要とする分野に回していく知恵が必要」という部分は全くその通りで共感が持てました。この部分は嫉妬社会の日本では非常に育ちにくく、結果として新産業育成や、福祉のニッチ部分にお金が回らないという現実によって日本社会が自分で自分の首を絞めているんではないかと感じました。
実質的な流動性の高い資産を持っている人は実は少なく、非上場のオーナー企業の株式等の資産が全資産の中でも高比率だという所、それゆえに、お金持ちには金持ち特有の問題が顕在していることも理解できました。
そして最後に、「どのような社会制度の下でも国民を豊かにし経済を発展させるためにもお金持ちは必要である」、「お金持ちを社会に孤立させるべきでなく、社会の中で上手に生かす視点が重要で、そのために活きたお金を社会の必要とする分野に回していく知恵が必要」という部分は全くその通りで共感が持てました。この部分は嫉妬社会の日本では非常に育ちにくく、結果として新産業育成や、福祉のニッチ部分にお金が回らないという現実によって日本社会が自分で自分の首を絞めているんではないかと感じました。