BILLY BAT(8) (モーニング KC) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルBILLY BAT(8) (モーニング KC)
発売日2012-02-23
製作者浦沢 直樹
販売元講談社
JANコード9784063870787
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

正直言って、最初の頃は全然面白くなかった。
誰が主人公なのかわからないし、物語の目指す方向もよくわからない。

話があっちに行ったりこっちに行ったりで
「落ち着きのない漫画だな」という印象があり、5巻で買うのをやめていましたが、
暇つぶしにまた買い始めたらこの辺から面白くなってきました。
色々な伏線もまとめられてきていい感じです。

欲を言えばもっと早く面白くしてほしかった。
これが浦沢直樹さんの漫画でなかったら確実に1巻で買うのをやめていただろう。

どんどん物語の全容があきらかになってきました。
「そんな……ヒーローだなんて……」
気弱な台詞で登場するヒョロリとした主人公は、漫画家ケヴィン。
この巻の前半は、ひたすらケヴィンを「日本」に再訪させるためのベクトルが働いていてワクワク。

ヒロイン、ジャッキー・モモチとケヴィン・ヤマガタは、その道中初めて出会います。
「ダラスに……いましたよね?」
このシーンのジャッキーの、コメディからシリアスへの切り替えの緊張感は実に見事。

少年、運転手、ザビエル、偽漫画家、謎の外人、貸本漫画家……
そして絵から浮き出てくるコウモリ・ビリー…
様々な思惑の目的のすべてが、
たった一つの「アイテム」に収束してゆくことがやっと、ようやくわかってきました!

「ビリーバット」と言う漫画のストーリーは、「ひっぱって」行くタイプのものではなく、
「構築されていく」ものだったのだ、とあらためて知りとてもおもしろかったです。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

BILLY BAT(8) (モーニング KC)

アマゾンで購入する
講談社から発売された浦沢 直樹のBILLY BAT(8) (モーニング KC)(JAN:9784063870787)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.