歴史通2014年09月号 の感想

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タイトル歴史通2014年09月号
発売日2014-08-09
販売元ワック
JANコード4910196230944
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合

購入者の感想

 平川祐弘(東京大学名誉教授)X櫻井よしこ(ジャーナリスト)

平川:根拠薄弱な「河野談話」で従軍慰安婦問題のきっかけをつくった河野洋平という人は、
   国会には出てこないのに、新聞なんかでは弁明するんだね。
櫻井:朝日新聞や岩波の「世界」で弁明していますね。ご自分と似た価値観をもっている
   メディアは、河野批判を行わない安全圏ですから。

自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」では朝日新聞の慰安婦報道の一部取り消しを受け、
朝日新聞の関係者と河野洋平から事情聴取することを検討するとしています。
談話になかった強制性を、河野の一言で認めてしまったことで、日本が被った被害は計り知れません。
〜議員の会では櫻井さんも出席し意見を述べていましたが、これでまだ自民党が河野をかばうのならば
支持者も本格的に見放すと覚悟した方がいいでしょう。

ロングインタビューの全般的な内容は、朝日的教養人から脱し、古代から蓄積された
日本の歴史の中から育まれた五箇条の御誓文に基づいた新憲法の制定、入学したら就職先を
探すだけの場になってしまった大学制度を改革し、世界的な教養人を作っていくべきとの提言です。
ジャパンディスカウントを続ける中共、韓国に対抗して行くには発進力のあるエリートを養成していかねばならないとのこと。
ともすると内向きになりがちな現代日本から脱却し、世界に打って出た、明治時代のようなエネルギーが
必要だと私も思います。これぞ保守本流ともいえる対談ですので、是非ご覧になってください。

198ページからの田母神俊雄さんのコラムは相変わらず論旨が明確で、痛快です。
中国は尖閣に対して領海侵入などの直接的行動よりも、情報の収集、防諜、そして情報の発信、宣伝をしている段階だとします。
デマや嘘を含めて、国際社会で自国のイメージがよくなり、有利なように情報を流していく。
この中共の宣伝工作に引っかかる手合いはあまりにも多く、日本のメディアも殆どが

 コアな執行草舟ファンはもとより、現代の幼児化した流行り物に飽き飽きし、歴史と伝統に根ざした文化に少しずつ興味を持ち始めた人から、果ては自己の生命の淵源に向かってひたすら垂直に生き切っている人にも、今回の連載は新鮮な驚きを持って迎えられるであろう。
 氏の痛快で破天荒、されど根底に涙ありの生き様は想像以上のインパクトで、次々に起こる病気や大けが、助かるはずもないと思われる状況下でも運命を受け入れて乗り越えていく母と子の姿は、生きる勇気と愛することのすばらしさを教えてくれる。
 
 『私の幼少期に起こったさまざまなことについても、よく話しましたが、母はただの一度も、「だめだと思ったことはない」と言っていました。若い頃は、おふくろはすごい強い人だと思っていましたけど、違います。だめでもいいと積極的に運命を受け容れていたということですよ。助からなくてもいいんだと。
 それを表そうとすると、信念とか愛とかしか既存のことばがありませんけれど、大人になって自分の経験からわかったことです。』
 
 今回のインタビューは特に、自分の運命という者に興味を持ち、愛して生きる。「運命への愛」(アモール・ファーティー)を体得するには非常に意義のあるものとなっている。

 今号は売り切れとなった書店も多いようなので、早めの手配をお薦めします。

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