「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書) の感想

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参照データ

タイトル「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)
発売日販売日未定
製作者マーティン・ファクラー
販売元双葉社
JANコード9784575153941
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » ジャーナリズム

購入者の感想

2013年1月8日、講談社発行の浜田宏一著「アメリカは日本経済の復活を知っている」を読み明治政府の施策などを明治時代に政府から勧められて発行した当時新聞というものに無知だった記者教育と官僚の利益のための情報管制のために作られた「記者クラブ」が述べられていた。
 
2012年1月17日に講談社から発行された元日経新聞のワシントン支局長の牧野洋著「官報複合体」にも日本の記者クラブに対する批判の内容が出ているので購入した。
 
浜田宏一、マーチティン・ファクラー、牧野洋3氏の著書は日本中の新聞の書評欄に一切出ていなかった。
第二次大戦後日本を占領統治したアメリカのマッカーサーも「占領政策をスムースに進めることができるので「記者クラブ」を解散させなかったので各新聞社はアメリカの占領が終わっても明治以来の「記者クラブ」を利用しているのだろう。
マッカーサーが解散させなかったことを金科玉条にしてしているものと推測する。
 
日本の政治家も自分たちに利用しやすい「記者クラブ」を活用しているのだろう。

日本統治時代に韓国に作られた「記者クラブ」は戦後報道陣に申し入れにより解散したようだ。

現在も「記者クラブ」を存在させている日本はソ連、中国以外の世界中からバカにされているであろう。何しろ新聞TVでも記者クラブを利用して利益を得ているのを放置している国民の責任も重いと思うがここに挙げた3冊の本を買う知識人が日本には殆どいないのだろう。

最近、東京湾・三河湾などの水質が良くなっていることはNHKTVでも報道されている。その理由は東京中央区、愛知県・三重県の民間人たちが政府を頼らず、協力して水質を改善する安い薬剤を放流していることが水質改善の根本理由だ。その薬剤は30年前に沖縄の研究者が安価・安全・無害で効果が高い農薬として発明したものだが農林官僚が一切論評せず無視しているので全国的な新聞TVでも記者クラブに出入り禁止になることを報道陣トップが許さない(これは私の想像だが間違いではないと思う)ので報道されたことがない。

こんな日本が世界に対して恥ずかしいと考えている人はここに紹介した3人の著者だけなのか?

 先ず述べておくと、本著者が支局長を務めるNYタイムズ紙はリベラルかつセンセーショナルを標榜、他社の論説を認めようとせず、誤報・歪曲の指摘を無視する傾向の強い媒体である。多くのピュリッツァー賞を産み出したが、経営に影響を与えるほどの捏造・盗作記事にも事欠かない。更に、日本と日本人に対する誤解・偏見に満ちた記事が多く、本著者と取材を共にした日系カナダ人記者(日系ではないという噂もあるが)など明らかに「日本人を蔑み貶めることに悦びを感じる倒錯的レイシスト」と断じられる者も居る。保守的なFOXニュースなどから「インテリを気取りながらテロリストの片棒を担ぐ組織」と批判を受け続けている新聞社であることは、頭の片隅にあって良い。
 …しかし、本著に限っては快哉をもって迎えられるべきだろう。
 私も本著者とほぼ同じ震災の4日後に宮城県名取市に入ったが、あまりの惨状に記憶が所々飛び、未だ放置されていた御遺体に手を合わせるのが精一杯だった。南相馬市長は「メディアは原発ばかり報じ、我々の元には一切来ない。地震・津波・原発事故に加えて、報道空白、それによる風評の五重苦だ」と述懐されていたが、本著にその理由がある。あろうことか、市の記者クラブに属していた全ての記者が南相馬から立ち去っていたのだ。恐らくは本社からの通達なり下命があったのだろうが、彼らにとってのジャーナリズムを問い糺したくもなる。実際、3月中に我々が回った宮城県南部から福島沿岸部の避難所に大新聞の記者が居た気配は無かったし、被災自治体の幹部職員達も「報道関係者は例外なく横柄」「真っ先に逃げたくせに、我々の対応を論う」と吐き捨てる人が多かった。感染症対策に奔走した同窓などは、「避難所のコンセントを使わせろ!」と恫喝していた民放記者と掴み合いになったとのこと。

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