アイネクライネナハトムジーク の感想

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参照データ

タイトルアイネクライネナハトムジーク
発売日販売日未定
製作者伊坂 幸太郎
販売元幻冬舎
JANコード9784344026292
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

伊坂幸太郎さんと斉藤和義さんがお互いにファンで、
斉藤和義さんのオファーで伊坂幸太郎さんが書き下ろした。
ときいて興味が湧きました。

伊坂幸太郎さんの作品は初めてなのですが、短編集ということもありすんなり読めました。
私的に、とくにここ!これだ!というのは無いのですが、
その分斉藤和義さんの曲をきいて、多角的に、雰囲気を感じる本なのだな、と。

どの短編にも繋がるところがあり、
「あ!これは前の短編の@@だ、、」というようなアハ体験ができたのは楽しめました。

あと
短編集のどのお話より、40代の別ジャンルで活躍しているお二人がお互いファンで、作った。
という事実が一番、ぐっとくるというか、、いいですよね〜。

謎の男斉藤さん紹介の曲は
FIRE DOG
引っ越し
決断の日
空に星が綺麗
グッドモーニングサニーディ
何処へ行こう
グッドタイミング
リズム
です。
本を読みながら聴いて楽しめます。

帯や紹介文にある通り,普通の人たちの普通の毎日を切り取った全六篇の連作短篇集です.

著者の作品によく見られる,個性の強い人たちも変わった設定も本作にはありませんが,
それでも描かれる人や場面は,やはりこの著者らしいドラマティックでヒロイックなもの.
苦手な人には批判の対象になる,ちょっと気取った言い回しもどちらかと言えば抑え気味で,
その分,日々の中にふとわき出すやり取りや思いの数々が,スッと心地よく入り込んできます.

また,書き下ろしとなった最後の篇は,先の五篇を一つの輪の中に取り込んでいく展開で,
それまでからはやや異なる,畳み掛ける流れに「もう少し淡々とでも…」とは感じたものの,
あの時の,あの人や,あのことが,キレイに収まっていく様子には感嘆の思いしか残りません.

『あとがき』でも触れられていますが,初めての方にもお勧めできる一冊ではないでしょうか.

伊坂さんらしいユーモアのある
テンポのよい会話と短編ながらも
それぞれの作品がリンクしていて
ひとつの長編小説としても楽しめました。

伏線がいくつも仕掛けられており
そこがうまく繋がっていくので
自然とページを捲るスピードも
上がってしまいます。

特に気に入ったのは『ライトヘビー』
ラストに向かっていく流れがよかったです。

初めて伊坂幸太郎さんの作品を読む方にも
おすすめできる作品です。

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幻冬舎から発売された伊坂 幸太郎のアイネクライネナハトムジーク(JAN:9784344026292)の感想と評価
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